【目次】
- 【目次】
- 【開催概要】
- 主催 東京科学大学 ゼロカーボンエネルギー研究所 中瀬研究室 / TEAM NMB
- 共催 日本原子力学会『原子力将来シナリオの諸量評価技術研究専門委員会』
- 日時 2025/2/21(金) 13:00-18:30
- 場所 東京科学大学 大岡山北3号館 EEI 棟 1 階イベント広場
- 概要
- 【プログラム】
- 開催挨拶 中瀬 正彦 東京科学大学 准教授 (13:00~13:10)
- 第一部 日本原子力学会『原子力将来シナリオの諸量評価技術研究専門委員会』の取組み(13:10~14:15)
- 第二部 最新諸量評価研究 (14:20~14:35)
- 第三部 高度な核燃料サイクルシミュレーションに向けた国内外情勢と取組み(14:50~16:05)
- 第四部 全体討論「原子力将来シナリオ研究と発展に向けた取組み」 (16:10~16:30)
- 第五部 ポスターセッション&ネットワーキングイベント(16:30~18:30)
- 【全体討論および提言】(未更新)
- 【リスクコミュニケーション・教育】
- 【乾式再処理】
- 【経済性】
- 【ロバスト性】
- 【核不拡散・セキュリティ】
- 【シナリオ構築】
- 【機能】
【開催概要】
主催 東京科学大学 ゼロカーボンエネルギー研究所 中瀬研究室 / TEAM NMB
共催 日本原子力学会『原子力将来シナリオの諸量評価技術研究専門委員会』
日時 2025/2/21(金) 13:00-18:30
場所 東京科学大学 大岡山北3号館 EEI 棟 1 階イベント広場
概要
【概要】第7次エネルギー基本計画(原案)が公開され、日本でのGXの実現に向けて原子力の活用方針が示され、それに向けた政策議論や、研究開発の基盤となるシナリオ研究の重要性が一層増している。NuMBAC(ナンバック)は、核燃料サイクルシミュレーション(諸量評価)に関する研究コミュニティであり、毎年ワークショップを開催してきた。4回目となる今回は、日本原子力学会「原子力将来シナリオの諸量評価技術研究専門委員会」との共同開催として、原子力利用シナリオ、諸量評価、シミュレータ開発、シミュレータのV&V、専門委員会での活動内容等を広く議論する。また、第2部「高度な核燃料サイクルシミュレーションに向けた国内外情勢と取組み」においては、第7次エネルギー基本計画(原案)や国際的な視点からの核燃料サイクルシミュレーションに関する講演を予定している。
【プログラム】
開催挨拶 中瀬 正彦 東京科学大学 准教授 (13:00~13:10)
第一部 日本原子力学会『原子力将来シナリオの諸量評価技術研究専門委員会』の取組み(13:10~14:15)
座長:中瀬 正彦 東京科学大学 准教授
講演者:竹下 健二 東京科学大学 特任教授
相澤 直人 東北大学 助教
岡村 知拓 東京科学大学 特任助教
三輪 洋文 学習院大学 教授
第二部 最新諸量評価研究 (14:20~14:35)
ポスターセッションの発表者がショートプレゼンテーションを行います。
座長:岡村 知拓 東京科学大学 特任助教
- ---15分休憩----
第三部 高度な核燃料サイクルシミュレーションに向けた国内外情勢と取組み(14:50~16:05)
座長:西原 健司 日本原子力研究開発機構
講演1:第7次エネルギー基本計画における原子力の位置づけ
講演者:松尾 雄司 立命館アジア太平洋大学 教授
講演2:再構築の時:これからの核燃料サイクル・シミュレーション
講演者:室谷展寛 経済協力開発機構/原子力機関(OECD/NEA)事務局次長
講演3:OECD/NEA WPFC Expert Group on Advanced Fuel Cycle Scenarios (EGAFCS)
講演者:Francisco Alvarez-Velarde, CIEMAT
Shahab Dabiran 経済協力開発機構/原子力機関(OECD/NEA)
第四部 全体討論「原子力将来シナリオ研究と発展に向けた取組み」 (16:10~16:30)
座長:中瀬 正彦 東京科学大学 准教授、西原 健司 日本原子力研究開発機構
第五部 ポスターセッション&ネットワーキングイベント(16:30~18:30)
活発にご議論いただき、ありがとうございました
【全体討論および提言】(未更新)
【リスクコミュニケーション・教育】
- JAEAや東工大で、国内の個別サイトの解析が進んでいる。これらは地元経済性の将来予測や、数値に基づいた地元説明に有用と考える。
- 諸量評価は、電気事業者の意思決定に使われていないようである。理由・ニーズなどを調査する必要がある。
- 原子力・エネルギー教育において、知識を与えるだけでなく、自ら将来を考えるツールとして使える。
(提言2-1) 国内個別サイトの将来予測を進め、地元とのコミュニケーションなどに役立てる。
【乾式再処理】
- 乾式再処理では金属燃料だけでなく、ウラン使用済み燃料やプルサーマル使用済み燃料を再処理することも可能である。TRLも考慮しながら、バランスよく複数の再処理方式の研究開発を行うべき。
- NMBで乾式再処理を取り扱えるようにし、再処理方式の違いを評価できると良い。
(提言2-2) NMBに金属燃料・酸化物燃料の乾式再処理データベースを整備する。
【経済性】
- 開発コストと、経済性のトレードオフを評価できると良い。例:分離変換技術の開発コストと、処分場コストの低下の比較
【ロバスト性】
- 再処理工程が停止すると、発電に影響を及ぼすことが懸念される。そのような事象に対して評価が可能なようにし、分散再処理の有効性を示す。
(提言2-3) NMBで将来核燃料サイクルシナリオのロバスト性の評価を可能とする。
【核不拡散・セキュリティ】
- シナリオの核不拡散性は、日本ではあまり議論されていない。
(提言2-4) NMBで将来核燃料サイクルシナリオの核不拡散性の評価を可能とする。
【シナリオ構築】
- 海外の諸量評価を行い、世界の原子力課題を日本のサイクル技術で解決することを提案する。
- 再エネ連携など他エネルギーも含めて評価する。
- 高速炉・ガス炉の共存など、次世代型炉ベストミックスの検討を進める。
- 船舶、宇宙炉など、エネルギー分野以外への取り組みが重要。
(提言2-5) NMBで海外の将来モデルを作成し、核燃料サイクルの導入効果の議論を可能とする。
(提言2-6) 船舶、宇宙炉など、エネルギー分野以外へ原子力利用シナリオを検討する。
【機能】
- 自由度が大きすぎて難しい印象。GoldSim playerのような、用途を限定したユーザーインターフェースの構築を行う。
- ホームページが見にくい。
- 初心者向けマニュアルが必要。
(提言2-7) NMBにおいて、用途を絞ったユーザーインターフェースの開発を行う。
ご意見等がございましたら、nmb-code@cosmos.nr.titech.ac.jpまでご連絡ください。
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